世界に触れて、世界が開けた!

8期生 高橋 祥子
小学4年生から中学1年生までロンドンで過ごした渋渋8期生の高橋さんは芯が太い。知識欲に溢れ、国内外に留まらず知らない世界、自分のいる環境の外に積極的に足を踏み入れ挑戦する。そんな抜群のコミュニケーション能力と笑顔溢れる彼女と接していると見落としてしまいがちなことがあります。それは何時出会いがあったときにでも、適応できる自分で居続けるための努力の芯。そんな太い芯を、ほんの少し意識しながらインタビューを御覧ください。

今現在のお仕事や活動を教えてください。

慶應大学卒業後、外資系戦略コンサルティング会社に入社し、現在コンサルタントとして働いています。様々な業界の経営者の方が抱える課題について、日本のみならず世界中のメンバーと一緒に解決をしていく非常にダイナミックな仕事をしています。

渋渋時代の私自身はもちろん、大学時代の私もまさか今のようなコンサルティングの会社で働くことになるとは思ってもみませんでした。当時たまたま出会った社員の方が本当に素敵で、会社の雰囲気も大変魅力的で、仕事内容もあまり分からぬまま「こんな人になりたい!」という勢いだけで入社してしまいました(笑)

プライベートでは、世界経済フォーラムのU33の関連団体[Global Shapers Community](http://www.gsctokyo.com/)に所属し、私たちよりもさらに下の「次世代のエンパワメント」をテーマに活動をしています。今年の3月には全世界37カ国から112名の仲間を集め、広島にて「平和」をテーマとしたイベントを企画しました。

渋渋での経験や思い出深いことは何ですか?

私は帰国子女で、中学2年生で編入しました。当時は学校の勉強内容に全くついていくことができず…どんなに勉強しても赤点を取るというところからスタートしました(笑) 放課後、いろいろな先生を捕まえてとことん質問に付き合っていただけたことは今でも忘れられません。その甲斐もあり、高校3年間は特待生として勉学に励みました。

高校2年生の時に、日本からの初めての派遣団の一員として高校生向け全米模擬国連大会に参加しました。当時校内にはまだ模擬国連部(渋渋の部活)も無かったので、何もないところから当時の担任や英語科の先生方に放課後、毎日のようにみっちり試行錯誤にお付き合いいただきました。それまで飛龍祭や部活動、スポーツフェスティバルなどに積極的に参加はしていたものの、模擬国連を通じて日本の優秀な高校生、そして世界の同年代と接したことで「一気に世界が開けた!」そんな体験となりました。

中高6年間(大学でも!)テニス部に所属してました。今でも先輩や後輩と交流のある部活です!

叶えたい夢。在校生へのメッセージをお願いします。

将来、明確なキャリアパスを描くというよりは、その場その場の偶然の出会いを大事にしたいなと思っています。そしていざ心惹かれる出会いがあったらいつでもその道に進めるように、きちんと力を付けておきたいなと思いながら仕事もプライベートも行動しています。

渋渋はまさに東京のど真ん中にある学校で、学校の周りにはいろいろな出会いや機会があふれています。一歩踏み出してみるだけでまったく別の世界が見える、非常に恵まれた環境だと思います。私自身は模擬国連の参加というのが唯一になってしまいましたが、ぜひ学校内外問わずどんどん踏み出して、自分の「好き」「嫌い」を見つけていってほしいと思います。

何かしたいと思ったら先生が必ずサポートしてくれる、渋渋はそんな学校なのではないでしょうか!

人物紹介
8期生 高橋 祥子
慶應大学法学部法律学科を卒業後、外資系戦略コンサルティング会社へ就職。学生時代にはリベラルアーツをテーマとしたサマースクールHLAB(http://h-lab.co)の企画に従事。現在は地域における社会課題を解決するプロジェクトなどを行うグローバルシェーパーズコミュニティ(http://www.gsctokyo.com/)での活動や大学進学及びその後の進路を切り口とした高等学校への出張授業など、社外コミュティにも積極的に関わっており、”教育”分野へ深く精通している。

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