フィットネス×他分野=
大学卒業後から現在に至る経緯を教えてください
その後一身上の都合で単身ドイツに渡り、そこで働いた企業では様々な経験を積みました。例えば中国、ポーランド、ハンガリー、オーストリア、オランダ、フランス、スイス、アメリカへ出張し、取引先と一人で交渉する等、責任ある仕事の経験をしました。
私生活では、"ボディービルディング"の競技に打ち込んでおります。2015年に「GNBF主催国際クラス別ボディービルディング選手権」で2位となり、翌2016年の「BDBK主催全独クラス別選手権」において優勝することが出来ました。
私はボディービルディング競技をはじめとする、フィットネス全般が大好きです。母がドイツ人であるため、私が大好きなフィットネスを通して、ドイツと日本の交流を深められることがしたいとずっと胸に秘めておりました。ドイツで働いていた際、老舗自然食品会社の創業一族と、スポーツニュートリション会社のオーナーと知り合う機会があり、日本にはまだあまり広く普及しているものではないプロテインバーやエナジー・オーツスナック等の製品を知り、それらはフィットネスの観点から非常に先進的で、すぐに私は彼らの画期的な栄養食品を是非、日本に紹介させて欲しいと提案しました。
そして、それらの製品をドイツから輸入し、日本で販売する会社を立ち上げました。
「ザイテンバッハ・プロテインバー」は小麦不使用、砂糖不使用等、自然食品会社らしい英知が詰まった上で手軽にたんぱく質を補給出来るプロテインバー。「オーツスナック」はヨーロッパの高機能食材として代表されるオーツ麦を主原料とした持続的なエネルギーの供給を可能にしたエナジーバー。どちらもスポーツと健康の栄養学に基づいた優秀な食品でありながら、原料は全て自然由来でとても美味しく食べることが出来ます。激しい減量が必要とされるスポーツ選手だけでなく長時間の集中力が必要とされる様々なシーンをサポートしてくれます。
会社経営は容易ではありませんが、情熱を持ち、毎日を挑戦をし続けられる現状に、また応援して下さる皆さんに大変感謝しております。
渋渋から今につながっていることはありますか?
「自ら調べ、自ら考えて行動に移す以上、その結果生じたことを誰かのせいすることはもうできない。」
ドイツへ渡って働こうと決意した時や、自分でビジネスを立ち上げると決断した時も、渋渋に通っていたあの頃に学んだ事を思い出していました。
卒業後、同級生の白石くんとは今でも仲良くしています(しぶしぶぶの別インタビューにて登場)。彼と私は正反対なようで深いところで似ているところがあり、良き友人であり、良きお手本でもあり、常に私をインスパイアしてくれる大事な友人です。昨年、MBA取得のため彼はスペインに留学しており、私もドイツで働いていたので遊びに行ったりと、中学生の頃から変わらぬ付き合いをしています。
叶えたい夢、そして在校生へメッセージを
フィットネスの本来の目的は、心と身体の調和を目指すことです。日本は高度経済成長の時代を経て、「会社に尽くす」等の価値観を社会全体として受け入れた背景があります。この価値観が現在も根強く残っていて、会社の中で自由に意見が言えない雰囲気や長期労働等の問題に繋がっているのではないのでしょうか。しかし、現在では個人の価値観が多様化し、全員が同じものを賞賛し目指す「右向けの右」の価値観ばかりではなくなってきています。すると、人々は自分の価値観と実際に行動模範とすべき強いられた社会的価値観との間に苦しみます。これは結果として、心と身体の調和を困難にしているのではないか、と私は考えています。
現代には、そんな強いられた社会の価値観にとらわれず、健気に、感性に任せて自分の好きなことに打ち込む人がいます。料理、音楽、絵画、演劇、ダンス、格闘技、サッカーetc.、なんでもいいと思うんです。私はそういう様々な分野で、困難な社会の中自分の価値観に素直に従って頑張る人たちを応援したいと考えています。スポーツニュートリション(オーツスナックとザイテンバッハ・プロテインバー)、すなわちフィットネスの観点から私はそんな人々を応援出来ると信じております。
スポーツに打ち込む時も、必死に勉強する時も、きちんとした栄養を最適なタイミングで最適な量だけ接種しないと、健康を維持できずパフォーマンスは最大限発揮されません。フィットネス業界におけるノウハウは各分野のさらなる底上げをするポテンシャルを秘めております。そして、より他分野の人たちとフィットネスがコネクトした際、どんな相乗効果が生まれるのかと思うと今からワクワクとドキドキが止まりません笑
在校生へ
私も、模索しながら、勉強しながら生きております。従いましてメッセージというのもおこがましいのですが、
・挑戦し続けること。
・自分自身で!自分の可能性を信じ続けること。
・とにかく楽しむこと。
というのは偉大な先輩方を目の当たりして非常に感じております。また「迷ったら損得ではなく善悪で考えよ」というのは私の恩師の言葉です。素敵な言葉なのでこの場を借りて皆さんにもシェアしたいと思います。
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